<2次汚染の回避>

当会が分析した土壌や植物調査によれば、町田市南地域における土壌のセシウム含有率についてセシウム137とセシウム134の比率はすべて約2対1の関係にあり、関東地方の多くの場所におけるセシウム137とセシウム134の比率約1対1とは、異なる特徴があるといえます。

 

これに対して、南地域の東急田園都市線すずかけ台駅裏の国道246号線で毎時0.53マイクロシーベルトという高い空中放射線量を計測する土壌が発見されたため、これを分析機関に提出したところ、そのセシウム量は1キログラム当たり約5,600ベクレルでしたが、セシウム137とセシウム134の比率は約1対1であり、よってこれらのセシウムは比率上、南地域に降下したものではなく、南地域外から、持ち込まれたと考えるのが合理的となっています。

 

かつてチェルノブイリ事故後のソ連邦においては、事故地域からの自動車等の移動が厳しく制限されましたが、現行の日本においては、それが全くなされていません。

 

これらの土壌汚染は、南地域外から持ち込まれたセシウムによるものとセシウムの比率から推定ができ、自動車等の移動による汚染地域のものが持ち込まれた2次汚染の実態について、ファクト(事実)として提示できる事例と考えています。

 

なお、この土壌に関しては、我々は、町田保健所及び国土交通省へ除去のお願いをしてきましたが、平成23年11月21日(月)に国土交通省により、大規模な土壌の除去が行われ、国道246号線ののり面の草刈も行っていただけております。