<町田市の直面する問題について>

国際的に見た場合、放射性物質の汚染は、土壌の汚染が、最も重視されるものといえます。
現在の町田市での、それは前述したとおり、1平方メートル当たり、約20,000ベクレル程度のセシウムの汚染が平均的にあると思われます。

 

では、この数値におけるチェルノブイリ事故後の欧州の環境を見た場合、スウェーデン中部のウメオを中心とする地域の汚染度合いとほぼ等しいものとなっています。
スウェーデンは、人工統計等の正確性に定評のある国家であり、そういった統計を利用して、発表されたトンデル論文によれば、ウメオを中心とする地域においては、事故後の10年で癌患者が5%程度増えた可能性が高いことが示されています。

 

また、放射性物質による健康被害は、癌だけではなく、広く心臓病も含めた様々な疾患が発生すると言われていますが、この点に関しては、未だ確定した定説は無く、それゆえに、政治においてはリスク管理の原則である楽観論を排した対応施策こそが重要と思料されるものです。


チェルノブイリ事故後のウィーンでのデーターによれば、事故後の1年間の被曝量において、80%以上が食物による内部被曝だったことが明らかとなっており、国際的に見ても、汚染度の低いとはいえない土壌の町田市に住む市民の健康確保のためには、この内部被曝を回避することが今後は一番肝要と思料されます。そしてこのことは、特に放射性物質への感受性の高い子供において顕著といえます。