<日光で採取等してきた土壌等の放射性物質の含有結果が出揃いました>

先の7月14日付のトピックス記事でも、記載させていただいておりますとおり、当会は、町田市の公立学校の夏の林間学校の主な派遣場所である日光の放射線状況等の現地調査を平成24年7月12日に実行しております。

 

速報ベースとして、すでに空中放射線量の数値は、前記トピックス記事としても発表させていただきましたが、今般、採取等してきた土壌及び水(上水及び湧水)並びに現地産の野菜果実類等の放射性物質の含有結果(ヨウ素、セシウム)が出揃いましたので、採取場所等の付帯情報を含め、ご報告をさせていただきます。

 

当会としては、これらの結果を含め、先の空中放射線量の数値等から考察できる日光の林間学校としての適正性等についてのレポートを、現地調査に共同で取り組んだ白川哲也市議会議員、「町田発・子どもと自然を守る会」の大口真理子氏との間で作成し、町田市及び町田市教育委員会に対し、近日中に提出する予定としております。

 

なお、当該報告書に関しては、提出後本トピックス欄にて公開する予定です。

 

<土壌の検証と採取とその結果>

 

土壌の採取検証は3箇所で行いました。1箇所は、日光市内の代表的住宅地内の公園としての位置付で「稲荷町防災公園」において、土壌を採取し調査を行いました。

 

残りの2箇所のうち1箇所は、標高500メートル地域の汚染度合いを測るため、東照宮輪王寺境内の土壌を対象としました。さらに1箇所は標高900メートル地域の汚染度合いを測定するため、中禅寺湖遊覧船乗場(立木観音前)にて採取を行いました。

 

結果は、稲荷町防災公園のものが1キログラム当たり、セシウム134 390ベクレルセシウム137 680ベクレル 合計 1,070ベクレル、東照宮輪王寺境内のものがセシウム134 730ベクレル セシウム137 1,110ベクレル  合計 1,840ベクレル、中禅寺湖遊覧船乗場(立木観音前)のものがセシウム134 340ベクレル セシウム137 590ベクレル 合計 930ベクレル の放射性セシウムが検出されました。

 

なお各土壌とも、ヨウ素131は検出されませんでした(検出限界値:ヨウ素、セシウムとも1ベクレル未満)。

 

土壌に関して、これらの結果を総括するならば、日光地域においては、土壌は、1キログラム当たり、約1,000ベクレル程度の放射性セシウムが含有されており、この数値は、1平方メートル当たりに換算すると約65,000ベクレル程度となるものであり、チェルノブイリ事故後の当該地域における土壌汚染クラスに対応させるならば、放射線管理区域(住民の年に1回の健康調査及び旧ソ連時代は当該地域在住の児童生徒に転地学習の機会が与えられる区域)に該当するものとなります。

 

<上水及び湧水の検証と取水とその結果>

 

上記対象物は、東照宮輪王寺境内において取水したものですが、計測に関しては、特に検出限界値をヨウ素、セシウムとも1ベクレル未満での計測を測定機関にお願いして計測を行いました。

 

 

結果は、東照宮輪王寺境内で取水した上水及び湧水とも全くヨウ素、セシウムは検出されませんでした。

 

<現地産野菜果物類等の検証とその結果物>

 

現地滞在中、現地産の農作物として、キャベツ、アスパラ、きゅうり、すもも、しいたけの5種類の農産物を購入し、事後放射性物質の含有調査を行ったものです。

 

検出限界値は、ヨウ素、セシウムとも1キログラム当たり、1ベクレル以下であります。

 

結果は、キャベツ、アスパラ、きゅうりからはヨウ素、セシウムは、一切検出されず、すももからセシウム134 2ベクレル、セシウム137 3ベクレル 合計 5ベクレル、しいたけからセシウム134 8ベクレル、セシウム137ベクレル18ベクレル 合計 26ベクレルの放射性セシウムがそれぞれ1キログラム当たり検出されました。但しヨウ素は、しいたけ、すももとも一切検出されませんでした。

 

(平成24年7月31日事務局記)