<日光地区への林間学校の安全性について町田市に対して質問状を送付いたしました>

平成24年6月21日(町田市への質問状(日光地区への林間学校の安全性について).
Adobe Acrobat ドキュメント 146.1 KB

町田市立の小学校においては、6年生は日光地区への林間学校の実施が定例化しております。


しかしながら、この日光地区は、群馬大学の早川由紀夫氏の作成地図でもわかるとおり、主要な地域が現状福島第1原発より飛散した放射性物質により、空中放射線量においても高い地域(1時間当たり0.25マイクロシーベルト)であるとともに、土壌汚染度においても、1キログラム当たり優に1万ベクレルは、超える放射性物質(セシウム)を含む土壌が一般的に見られる地域です。

あわせて、これだけのセシウムを土壌が含むということは、知見上、ガンマー線以外の強い放射線(アルファー線、ベーター線)を出すストロンチウムやプルトニウム(いわゆるホットパーティクル)も多く土壌中に含まれることは明らかです。(一般的にストロンチウムの土壌含有量は、セシウムの100分の1とみるべきと当会では考えています)

 

たとえ短時間の滞在といえども、これらのホットパーティクルを子供たちが、土壌からの舞い上がり等により、吸い込んだりして体内に取り込む可能性等は、否定出来ないものと思料します。

 

ホットパーティクルは、一度体内に取り込むと体外に排出されることは、なかなかあり得ず、長期間にわたり子供たちの体内で強い放射線を出し続けるわけですから、滞在時間が短いからと言って、このような土壌汚染地域においては、それで、児童の身体への安全性が担保されるものではありません。

折しも、政府系研究機関である放射線影響研究所からは、低線量被曝について、これ以下なら安全という閾値はなく、放射性物質の被曝はどのような低線量であっても確率論的に健康に悪影響を及ぼすことを認める研究成果が発表されています。

すなわち、短時間の滞在といえども、放射線に対する感受性の強い子供たちに、町田市よりも、放射性物質による汚染状況につき、はるかに悪い場所で、わざわざ被曝をさせながら野外教育を行うことに対しては、良識的に見ても大きな違和感を感じざるを得ないものが当会としてはありました。

このような思いは、当会だけではなく、特に当事者である小学校6年生のお子さんをお持ちの他の市民団体の方々においては、さらに強くお持ちであり、違和感だけではなく、安全性への強い懸念や不安があり、親御さんの中には林間学校への子供の参加を見合わせる選択をする方すらいることが、先般からの当会と他の市民団体との一連の情報交換でわかってまいりました。

そこで、当会としては、日光地区で実施される林間学校につき、当該野外教育の放射性物質等に関する児童への安全性について、公益性の面での情報公開を求める意味も含め、添付のような質問状を「町田発・子どもと自然を守る会」と共同で作成し、昨日、町田市に送付をいたしました。

今後、当会といたしましては、町田市より回答がまいりましたならば、速やかに本欄にて公表してまいる予定です。

今回の件に関しては、町田市が、一つづつの質問をないがしろにせず、期限内に真摯な回答を行っていただき、不安感を抱く児童の父兄に対し、当該不安感の払拭につとめていただけるよう希望するものです。

 

(平成24年6月22日  事務局記)