<8月の町田南地域の水道水の放射性物質の含有調査について>

8月の調査は、当会が8月29日(水)に町田市南地域で取水した水道水を検査機関(放射能汚染食品測定室)に提出を行い、6月同様の仕様で実行しました。 


 結果は、放射性物質としてのヨウ素、セシウムは全く検出されず、今回も当該検査機関の担当者からは「とてもきれいなお水でした。」とのコメントを頂いております。  

 

しかしながら、8月1日に文部科学省が発表した全国47都道府県の水道水の放射性物質の調査においては、ミリベクレル単位の調査であったものではありますが、福島周辺12都県の水道水から、微量ながら、放射性セシウムが検出されており、この点東京も1キログラム当たり、0.0040ベクレルの検出がなされております。ちなみに最高値は茨城県の1キログラム当たり0.012ベクレルであり、福島県は1キログラム当たり0.0080ベクレルでした。

 

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/6000/5879/24/194m_0801.pdf

 

水道水は、各河川から取り入れられ、各地の浄水場で含有する泥分等を沈殿により、除去して、消毒用の塩素等を混入させ供給するという非常に原始的な方法により、上水となるものですので、放射性セシウムを含む微量の泥等の粒子が上水中に残ることは、現状の東北、関東の放射性物質による土壌の汚染度合を想定すると当会としては、当たり前のことと思いますし、むしろ前記数値は、まだまだ少量過ぎるのではないかとの感想すら持つものです。

 

ただ、現行の1キログラム当たり0.0040ベクレルという東京都の数値の問題性については、一言申し述べさせていただきたいと思います。そもそもこの東京都の数値が、どの程度危険なのかということでありますが、この程度の数値は、福島第1原発事故前からも、核実験の影響により、各食品からも、検出されていた数値ですので、単に数値的に見る限り、恐怖感等を抱く必要性はないものといえます。

 

もっとも福島第1原発事故前においては、当会が調べた範囲において、水道水に関する放射性物質の精密な含有調査が何らかの形で、全国的に行われた事例は無く、この点レファレンスにあたるものが見当たらないという点で、今回のものがその基点となるという意味で重要性があるとともに、汚染が福島周辺都県に集中していること、またその汚染領域がほぼ関東、東北全域に及んでいることは、東京も含め明らかに今回の事故により、広範な放射性物質による環境変化が我々の身近で起こっていることが証明されているわけであり、この点については、十分に留意する必要があるものといえましょう。

 

(平成24年9月7日事務局記載)