松戸駅(千葉県)周辺の空中放射線量の測定を行いました。

松戸駅(千葉県)周辺の空中放射線量の測定を行いました。


当会は、平成25年12月11日(水)、当会が継続して行っている町田市内の駅前での空中放射線量との比較をする意味をもって、首都圏地域では、特に空中放射線量が高い地域と言われている柏・松戸地域を中心に、その周辺等の地域も含めた駅前付近の空中放射線量の計測を行っています。この時の結果は2013年12月12日付当サイトのトピックス 欄に掲載をしています(http://sokutei-machida.jimdo.com/ニュース/常磐線沿線の放射線量/)。

 

その時より、1年を超える期間が経過したわけですが、町田市域における空中放射線量は昨今の当会の測定結果をご覧いただければおわかりいただけるように、低位安定化の傾向にあるといえます。

 

この低位安定化という傾向は、単に町田市のような福島第1原発の事故による汚染が相対的に低いと言われる土地に留まるのか、それとも、須らくパラレルに首都圏地域では特に空中放射線量が高いと言われる地域においても、あてはまるのか、その検証の意味を込めて、当会は平成27年3月27日(金)に松戸駅周辺で空中放射線量の測定を行いました。


特に松戸駅(千葉県)西口バス停前(コンクリート上)と松戸駅(千葉県)西口付近駐車場(アスファルト上 背面線路)とは、前回の測定場所と同一の場所で測定したものですので、時間的経過を経た中で、比較対象の重要な資料となり得るものと考えます。

  

当該測定の結果は以下のとおりとなりました。

 

なお、計測の方法は、計測器(富士電機製 ハンデイサーベーメーター NHE2)のスイッチを入れた後、30秒間おいて、その後の1分間の最低値と最高値を記録したものです。 


この日はどの場所においても風はほとんど無風の状況でした。数値の記載に関しては、一般的に高い数値と言われる1時間当たり0.20マイクロシーベルト以上の数値については、従前当会が行い本サイトで公表している測定結果欄の表記同様赤字で記載を行っています。 

 

なお、前回との比較のために前記2か所の測定場所については、前回のデーターも付記してあります。

2015年03月27日(金)(計測:当会)

(計測数値は当該場所を1分間計測した最低値と最高値を表示しています。)

松戸市の駅周辺での空中放射線量 (単位はμsv/h)

場所

時刻 天候 地上5cm 地上1m
最小値 最大値 最小値 最大値
松戸駅西口バス停前(コンクリート上) 10:00 曇り 0.05 0.08 0.03 0.12
松戸駅西口付近駐車場(アスファルト上 背面線路) 10:10 曇り 0.09 0.14 0.05 0.12


参考値:2013年12月11日(水)

松戸市の駅周辺での空中放射線量 (単位はμsv/h)

場所

時刻 天候 地上5cm 地上1m
最小値 最大値 最小値 最大値
松戸駅西口バス停前(コンクリート上) 10:40 曇り 0.05 0.14 0.03 0.09
松戸駅西口付近駐車場(アスファルト上 背面線路) 09:50 曇り 0.16 0.24 0.13 0.24



松戸中央公園内(任意に3か所の場所を測定)

2015年03月27日(金)(計測:当会)

松戸中央公園での空中放射線量 (単位はμsv/h)

場所

時刻 天候 地上5cm 地上1m
最小値 最大値 最小値 最大値
第1測定場所(土上)               10:30 曇り 0.16 0.23 0.07 0.14
第2測定場所(土上)               10:40 曇り 0.07 0.13 0.03 0.16
第3測定場所(土上)               10:50 曇り 0.06 0.15 0.04 0.12

<総評> 

首都圏でも一般的に空中放射線量が高いと言われている松戸市地域ですが、今回の測定を通じて総じて言えると思料されることは、町田市域同様、空中放射線量の低位化が進んできているということだと思います。


今回は前回測定を行っていなかった松戸中央公園内において、土の上の場所を3か所任意に当会が選択して空中放射線量を測定いたしましたが,1か所を除き、しかもその1か所も地上5cmのみのものしか、総じて高いと言われる1時間当たり0.20マイクロシーベルト以上の数値は計測されなかったものです。


コンクリートやアスファルト上だけではなく土の上でも、このように高い空中放射線量が測定されることが少なくなってきているという事実は、松戸市の住民の方々にとって、何よりも朗報であろうと思われます。


こういった中で当会として興味深い結果となったと思料することは、コンクリートやアスファルトと異なり、一般的にセシウム等が流れ去ることがないと言われていた土壌上でも、時間の経過により、空中放射線量が低くなっていると評価できる事実が今回の測定で明らかになったことです。


この理由は、土壌中にセシウム等の放射性物質が浸み込んでいった結果によりもたらされたものなのか、あるいは、土壌表面を流れさったものなのか、いずれかの原因が考えられるわけですが、松戸公園内の第2測定場所は、水が周辺から流れてきて結果たまりやすい個所をあえて測定したものであり、仮に土壌表面をセシウム等が流れたと仮定した場合、当然未だに高い空中放射線量が、測定されて然るべきといえる場所です。


しかしながら、結果は、高い測定値は計測されておらず、そうすると何故土壌上であっても、空中放射線量の低位化が進んでいるのか、さらに慎重にその理由を検証していく必要性が、これらの結果からはあると思料されます。


(平成27年4月6日事務局記)