<町田南地域の公園の土壌の放射性物質の濃度の測定を行いました>

当会は、昨年12月開催の町田市議会に、「町田市に対して放射性物質に関する各種の対策を求める請願書」を提出し、平成23年12月22日の本会議で満場一致で請願が採択されているものであります。


この辺の事情に関しては、当トピックス欄の平成23年12月24日付のトピックスに詳しく記述させていただいております。

 

この請願は前述したとおり、町田市議会の満場一致の採択決議を受けているものでありますが、その内容のうち、未だ町田市が取り組もうとしない施策として、全市的な公立学校の土壌検査があるものです。

 

当会は、この問題に関して、請願採択後、継続的に市議会議員の方等のお力もお借りして、請願内容の実現を町田市に対して、お願いをしてまいりましたが、土壌の測定に関しては、空中放射線量の測定をもって良しとするという趣旨のおよそ合理性の無い対応を町田市が行い続けており、さらにこの対応に関しては、町田市は、極めて頑なで、変化する態度が全く見られないという事実があります。

 

そこで、当会としては、福島第1原発の事故から約1年6か月が経過し、現状の町田市内の全市的放射性物質による土壌の汚染状況を記録に残す科学的意味も含め、まずは当会の身近の南地域の公園における土壌の放射性物質の含有調査を先日行いました。

 

その結果が出ましたので、以下ご報告させていただきます。


(1)調査実施公園及び場所

・町田市南町田:鶴間公園田園都市線側グランド 

・町田市南つくし野:つばき公園

 

(2)採取実施日

平成24年9月15日 

 

(3)採取方法

 1公園または場所につき、当該公園及び場所の4隅付近及び中央部の計5点について

表層0センチメートルから5センチメートルを300グラムづつ採取し混合し計測


(4)測定委託先      

放射能汚染食品測定室

 

(5)測定物質

ヨウ素131、セシウム134、セシウム137

 

(6)検出限界値

ヨウ素  約2ベクレル/kg

セシウム 約5べクレル/kg

 

 

1Kgあたりの放射性物質 (単位はベクレル)

地点名 地域 ヨウ素

セシウム

134

セシウム

137

鶴間公園田園都市線側グラウンド 町田市南町田
不検出 38
72
つばき公園 町田市南つくし野
不検出
52
95

 

鶴間公園田園都市線側グラウンド

 セシウムの合計は110ベクレル/kg

(1平方メートル換算 7,150ベクレル)

 

つばき公園

セシウムの合計は147ベクレル/kg

(1平方メートル換算 9,555ベクレル) 

 

当会は、昨年町田南地域の土壌の放射性物質の含有量を7月と9月に測定しておりますが、この時の測定値は、おおむねセシウムに関して、1キログラム当たり合計約300ベクレル程度のものでありました(平成23年12月14日付トピックス※注1参照)。


今回の公園2か所は、同じ町田南地域に属する公園であり、時間の経過により、セシウム134の縮減及びセシウム自体の流出移動等により、セシウム量が約半分から3分の1程度になっていると思われます。


しかしながら、1キログラム当たり100ベクレルを超えるセシウム量は、クリアランスレベルを上回るものといえ、幼児子供が遊ぶ、公園の土壌の実情が、放射性廃棄物並みのものであるということは、幼児子供を放射性廃棄物の中で遊ばせているのが現在の町田南地域の公園の実態であることを数値が裏付けたものともいえ、我々の身近な地域においても、依然として深刻な放射性物質による環境汚染が存在していることを今回の調査は明らかにしていると思料するものです。

 

(平成24年10月3日事務局記)