<東急田園都市線上の馬の背橋の土壌の除去がされました>

<住民の方からの連絡>

当会への南つくし野の住民の方からのご連絡によると、懸案になっていた東急田園都市線上の馬の背橋の路肩で高い放射線が計測された土壌について、平成24年1月16日に町田市の建設部道路補修課の方々が見えられて当該土壌等の除去を行っていただけたとのことです。

 

<町田市の計測方法>

その際、放射線量について町田市が持参した計測器で測定したところ、高さ5センチメートルの当該土壌の測定値について、住民が計測した数値との間に乖離があったとのことでした。

このときの町田市の計測は、高さ50センチメートルの測定地点で1分間の計測を3回行って平均値をとっていたとのことです。住民の計測器は、当会のものと同じ富士電機製のハンディーサーベーメーターNHE2を使用したとのことですが、この機種は現在の日本の複数の原子力発電所において使用されているものです。

 

<町田市の除染の運用ルール>

町田市は除染について独自のルールは今のところ定めておらず、国の指示に従い0.23マイクロシーベルトを超える場合、高さは1メートルではなく50センチメートルを目処に3回測定を行い、平均値が1時間当たり0.23マイクロシーベルトを超えていれば除染するという運用ルールになっているとのことです。

 

<当時の測定値>

それぞれの計測値は、当該土壌の地上50センチメートルの高さで、住民側:1時間当たり0.10マイクロシーベルト(最大値) 町田市:1時間当たり0.087マイクロシーベルト(平均値)、当該土壌の地上5センチメートルの高さで、住民側:1時間当たり0.24マイクロシーベルト(最大値) 町田市:1時間当たり0.127マイクロシーベルト(平均値)という形で測定に開きがでてきています。

 

<当日の町田市の対応> 

そのため、町田市側より当日の土壌の除染については、1時間当たり0.23マイクロシーベルトを超えていないので、除染という行為ではなく、道路の清掃に伴う土壌の除去として行うとの提案がなされ、住民側から特段の反対はなく実行されたとのことです。

 

<当該土壌のセシウム含有量>

ちなみにこの土壌は、2012年1月1日に掲載した東急田園都市線・馬の背橋上の土壌の放射性物質の含有量に関して」の記事にも記載させていただいておりますとおり、当会で採取してセシウムの含有量を測定したところ1キログラム当たり2,780ベクレルものセシウムが含有されるもので、放射性廃棄物として、市民が容易に除去できるものではありません。

 

当会としては、これだけの汚染土壌に対して、町田市の計測器が反応していないに等しい状況であるとの事実があるようであり、この点は重大な問題と考えます。町田市は、早急に計測器の計測状況が、確からしいものなのかどうかを器具の内容も含め、再度確認していただきたいと思料いたします。

 

なお、こういった状況の中で杓子定規な解釈ではなく、結果として馬の背橋上の放射性物質が多く含有される土壌を撤去していただけたという柔軟な対応については、当日に現場に来られた建設部道路補修課の対応は評価されるべきであると考えます。

 

これは昨年当会が請願として町田市議会に提出し、満場一致で採択された「町田市に対して放射性物質に関する各種の対策を求める請願書」(請願第29号)中の請願事項(1)の願意を町田市職員の中にも、正当に理解してくださっている方がいることを意味するものであり、今後も当会としては、こういった柔軟且つ臨機な対応を町田市政に対して求めていきたいと考えております。

 

(平成24年1月16日事務局記)