<福島地域でのダウン症の新生児の報告が海外から入っています。>

チェルノブイリ原発事故後、放射能の影響による子供たちの最初の警告的発症例となる病気は、新生児のダウン症であったということが言われています。

 

これは、母体内で胎児の状態の際、ある時期に放射線等を被曝すると染色体異常となり、ダウン症になり出生する新生児が確率的に増加するというものであり、実際ドイツ放射線防護委員会のドイツ国内での調査によっても、このことは明らかにされているものです。

 

当会としては、こういった情報に基づき福島地域における新生児のダウン症発症例については以前より注目していました。

 

しかしながら、当会が知り得る範囲では、福島地域における新生児のダウン症に関する情報は全くないという状態でした。

 

今般、福島第一原発事故を海外から報道しているメディアのうち、インターネット報道で定評のある「ENE NEWS」に、短信的内容の記事が掲載され、3.11後の福島地域における新生児のダウン症の発症が報告されています。

 

記事はこちら

http://enenews.com/evacuee-fukushima-hospital-worker-says-5-out-of-7-babies-were-born-with-birth-defect-downs-syndrome-or-lost-by-miscarriage

 

この報道では新生児のダウン症だけでなく、同一病院内で起こった奇形児の出産や流産等の事例が報告されており、この内容を病院職員が夫に報告したところ、夫も三重への避難に同意したとの主旨が報道されております。

 

当会が注目するのは、同一病院の同一時期に新生児のダウン症の発症が複数あったという事実であり、この内容は相応に高い確率といえるものであるとともに、この点あまり知られていませんが、シビアアクシデントの後の最初の子供への放射能による病気の発症事例がダウン症からであるということをとらえると、子供への健康影響の顕在化が福島で始まっている可能性が高まっていることを示すものといえましょう。

 

政府は隠蔽することなく、ただちに再度全県的な子供たちの健康調査を行い、その結果を客観的に公開し、世論の見解を問うとともに、福島の子供たちを疎開させることも含め、判断を急ぐべきであると考えます。

 

(平成24年7月15日 事務局記)